ワイルドディスカスの魅力

こんばんは、店長です。

 

 
明日にかけて天気は下り坂。雨模様の堺市ですが、店長的には定休日前の悪天候は嬉しくて嬉しくて堪りません。
 
明後日も海は荒れそうなんで待ちに待った天気となりそうです。
 
もうヒラスズキシーズンも終盤。なんだか夏の回遊魚も釣れだしてますから、もう一気に初夏となっているようです。
 
焦るわ〜。
 
是が非とも明後日は絶対釣ったろ!
 
さて初夏といえばペットバルーン ディスカスコーナーではこちらを開催中。
セール会場はこちら
 
ボチボチとお客様の元へ旅立って言ってますが、まだまだ店長お気に入りの魅力的な個体が、、。
 
特に選別眼がいまだに難しいソリッド個体。
 
理由は今の時期でも
 
あれ?こんな個体だったっけ?
 
みたいな良い個体が現れる?というかさまざまな要因で色上がりし化けてきて驚かせてくれます。
 
 
特にソリッドディスカスでは今シーズンはクリペアをはじめ北岸アレンカーはなかなかの当たり年で
 
新産地ジャブル、バタタ、クルミナムと豊漁となりました。
 
その中でもソリッド個体が多数入荷したバタタは店長的には超好みで、赤とも紅ともつかぬ古き良きレンガ色に近い赤の発色。
 
例えばこの個体

入荷日

まず店長的な良し悪しの判別で言うと
 
ソリッド個体はソリッド個体であるが故に当たり前ですが、パターン(柄)がないため、まずはフォルムが良いことが絶対条件となります。
 
特に北岸アレンカーの関しては真ん丸な個体が多くよほどのことが無い限り心配はないかなとも思いますが・・・。
とにもかくにもフォルムはよく見ます。
 
要はパターン(柄)がないため善し悪しの判別に潰しが効かないといいますでしょうか、、、体型が横長だったりすると真っ赤でもちょっと迫力にかけたりしますよね。
 
 
次に気になる赤くなるのかならないのか?
 
これは入荷日で判断できるのは個人的な確率では70%くらいでしょうか?
 
まずみる部分としてはボディ全体が薄いピンク、もしくは薄い紫がかった一見地味な個体。
 
これはほぼ間違いなく赤の色素を持った個体となり、期待度100%。入荷後2-3週間で一気に赤がにじみ出てきます。
 
激赤必至な個体と言えます。
 
次に経験上臀鰭の発色も体の発色と比例することが多いので、上の個体のように尻鰭に赤の色合いを持っているかを見ます。
 
あとは、性別、、、。これは一瞬では判断できませんが、一般的には赤くなるソリッドはほぼメス個体が多く、入荷日はメスらしいかどうかも気にしたりします。ブラックアーチを見ると判別はザっとできます。
 
ちなみにおわかりかと思いますがオスのソリッドはそもそも数少なく、発色に関しても赤さではメスに比べやや物足らない感じがします。
 
赤くてきれいなオスのソリッド個体が欲しいとか言われるとかなり無理難題となりますね・・・・・。
 
最後に冒頭の
 
今の時期でも
 
あれ?こんな個体だったっけ?みたいな良い個体が現れる?
 
これに関してはいくつか考えられ
1,水槽内の強弱 赤い発色が冴えた個体=強い 水槽内の強弱は結構発色には強い関係があると思います。
要は入荷初期から考えると強い個体(赤い個体)がお客様宅へ旅立ってゆくと簡単な話2番手がランクアップし発色が冴える。水槽内で強い個体は良い発色を日に日に伸ばしているといったイメージですね。
ですからこの時期でもソリッド個体に関してはロイヤル個体よりも後から化けてくる個体が多い理由となります。
 
2.水質
これは環境への適応が大部分を占めますがベストはろ過の良く効いた軟水の場合赤の色合いはより強く出ます。
(例えばバクテリア分解が程よく、ブラックピートが適量入りその成分が効いた状態など)
ですからアレンカーをはじめとする赤系の水槽は彼らにあった飼育(水質や水替えの仕方など)を行うと結構簡単に色を出すことができます。
※余談ですが青の発色はやや硬度があったほうが出てくることが多いです。
 
と、こんな感じでソリッド個体に関しては考えていますが
先ほどの個体、
入荷日は何だか地味でしたが尻鰭の発色はよく見ておいてください。
 
入荷日から時系列だ水中の写真でご紹介しますとこのような感じ

入荷日からの発色の違いわかりますかね?
 
鰭の色素は十分ですがボディは物足らないくらいですがそれは想定の範囲内。時間とともにボディ中央の発色とかが進んできています。
 
臀鰭なんかの色素の濃さが時間とともにボディ中央に比例してきています。
 
ただし、まだまだ若く発展途上ですので発色はこれからも上がるでしょう。また1に気にしていたフォルムも良し・・・。
 
ザ・バタタって感じの個体で気に入っています。
 
今後が楽しみな個体ですね。