2022~2023年シーズンを振り返って No6

ワイルドヘッケルディスカスのブリーディングに挑戦しているホビィスト達の永遠の課題は

 

センターバー、

 

この体表中央にでんと座るセンターバーを

 

次世代に表現させるのにプロフェッショナルブリーダーですら至難の業、

 

特にネグロ川水系のヘッケルに関しては、

 

生息域のブラックウオーターを再現出来なければ雌の産卵などは夢のまた夢、

 

せめてウラリアチャンネルが絡む水系のヘッケルやヘッケルクロスを使い、

 

次世代のセンターバーを狙うのが近道と多くのブリーダーが狙っている。

 

ブラックウオーターと言っても、

 

純ブラックウオーターはネグロ川本流とそれに絡む水系だけ、

 

いかに凄いかは数値で表すと平均PH4~4.2、

 

マイクロジーメンス(伝導率)に至っては安物のTDSメーターでは0~1しか示さない。

 

この数値はRO(逆浸透膜)を使った純水を作る高級な浄水器と同レベルであり、

 

如何に良くろ過された水であるということが分かる。

 

ネグロ水系はケイ素を含む白砂であり、上空から見れば

 

ジャングルの緑、

 

ネグロ川の黒、

 

そこに白砂の白と

 

非常に美しい。

 

ジャングルに降った雨は腐葉土から白砂を経て何年もかけてろ過されネグロ川に入ると聞く。

 

その様な大自然が作りだす天然水が簡単に作れるわけが無かろうと

 

このネグロ川水系のヘッケルのブリーディングの難しさを思い知る。

 

因みにウラリアチャンネルに絡む水系は平均PH6~6.7、マイクロジーメンスは55~65ありました。

 

 

■リオネグロブルーフェイスヘッケル

 

 

 

■ウニニブルーフェイスヘッケル